DSMechはアールエスコンポーネンツ社が提供する簡単操作の3D-CADです。
操作性の良さは3D-CADとしてトップクラス!
3D-CADの操作で悩みたくなければ、DSMechが一番のお勧めです。
- 無償ライセンス!
- ダイレクトモデリング(「フィーチャー」「履歴」で悩むこと無く、直感的に操作できます)
- 2D作図も簡単操作(賢いスケッチモード)
- 構成管理(アセンブリや形状要素などをツリーで管理)も分かりやすくて使いやすい
- STL、DXF(2D)に出力可能。3Dプリンターやレーザーカットに最適!
- 3D-PDFを出力可能。AcrobatReaderがあれば3Dデータを見ることができます。DSMechの部品構成ツリーがPDFにも反映されます。
- STEPデータの読み込み可能。各メーカーの3Dデータを読み込めます。読み込んだデータの編集はできません。
- とにかく、操作が簡単!なのに本格的なモデリング機能!
留意点は
DSMechの基本を詳しく習得できるPDF書籍を”note”のサイト内、機巧猫《からくりねこ》様 から販売しています。
DSMechの操作を体験できる手順書を公開中です。
FUSION360はAutodesk社の高機能な3D-CADです。
無償3D-CADとして考えられない高機能ぶり!
履歴系のCADとしてはFUSION 360が一番のお勧めです。
- (追記)2020年に無償ライセンスの機能に制限が加わりました。下記は制限前です。
- 無償ライセンス!(主に個人利用対象の場合)
- 業務用と同じ手法のモデリング機能!(フィーチャー・パラメトリック・履歴あり)
- ダイレクトモデリング可能!(履歴なし)
- スカルプトモデリング可能!(粘土を伸ばしたり押したりするような操作)
- 本格CAM(3D切削加工プログラム機能)装備!
- CAE(構造解析機能)まで装備!
- CADソフトはインストールが必要、データはクラウド保存
利用は、Autodesk社のAutodeskアカウントの取得(無償)、FUSION360のインストールで可能となります。
FUSION360の基本を習得するための手順書を作成しました。公開中です。
これまで関わった3D-CAD(主に機械向け)について主観による特徴紹介です。
SolidWorks
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機械系業務用CADでメジャーで、発売当初から操作性の良さには定評があります。
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ライセンス料は個人向けではありませんが、業務用3D-CADとしては安価でフィー
チャー・パラメトリック(履歴ベース)CADの普及に大きな役割を果たしています。
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多くの設計製造分野の機能が用意されています。社外のアドインも豊富です
Autodesk Inventor
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機械系業務用CADでメジャーです。ライセンス料はSolidWorksと同じく高いですが、期間ライセンスが設定されているので初期費用はあまりかからなくなりました。機能・価格を抑えたLT版もあります。
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SolidWorksと同様、操作性は良いです。
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多くの設計製造分野の機能が用意されています。
Autodesk AutoCAD(3D機能)
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2D-CADとして超有名なAutoCADですが、3D機能も強力です。3Dはレギュラー版が必要(LT版不可)でライセンス料は個人向けと言えませんが、Inventor同様、期間ライセンスです。
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操作性はAutoCADそのものです。
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モデリング機能はダイレクトモデリング(履歴なし)です(簡易的な履歴はあります)。
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スカルプト機能があります。(メッシュモデリングと呼ばれています)
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業務上「AutoCADの操作はバッチリ」で「最終的に2D図面も必要」な状況ではお勧めです。
CATIA
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大規模機械用CADで、自動車業界でメジャーです。ソフトも大規模で様々な機能モジュールがあります。単にCADとして見たときは、価格、ソフトウェア構成の面で個人はもちろん企業でも強い理由が無い限り選択肢に上がりません。生産システムとして捉える製品です。
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V5の話ですが、操作性は少しクセがあり最初なじみにくい部類です。機能の多さやメニュー体系、独特な用語がそう感じさせるのかもしれません。
Pro/Engineer(Creo)
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フィー チャー・パラメトリック(履歴ベース)のソリッド3D-CADの元祖です。かつては3D-CADに先進的なメーカー企業が導入しました。3Dで機械設計を進める手法はPro/E上で進歩していきました。最近の動向は未調査です
が、価格、ソフトウェア構成の面で、個人で手を出せるCADではありません。(10年以上昔のイメージです。今はCreoという名称のようです)
フリーの3D-CAD
123D Design(Autodesk)
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(追記)提供は終了しています。後継は「TINKERCAD」となっています。
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ダイレクトモデリングです。簡単に立体を作れて編集も簡単です。
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スケッチの中ではパラメトリック(大きさが寸法に追従)で形状を決めれます。
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スケッチはソリッド化後も残ります。スケッチの扱いには慣れが必要です。
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アセンブリの概念は無く、複数ボディの配置になります。
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個人的には123Dよりも、同時にインストールされるMeshmixerというstlデータ(ポリゴンメッシュデータ)を編集できるソフトに驚きました。stlに対して、ペイントソフトを使うような操作で編集できます。これがフリーとはすごい時代になりました。使いこなしてみたいです。
Onshape
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ブラウザで動作するクラウド型CADです。インストールも不要でユーザー登録(無償)のみで利用できます。
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本格的なフィーチャー・パラメトリックCADです。操作性は良いですが、英語メニューなのでこのタイプのCADが初めての場合はやりにくいかもしれません。
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ブラウザ動作なので動作スピードが若干劣ります。
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フリーのフィーチャー・パラメトリックCADではFUSION360の次におすすめです。